2023/06/09
- 施工事例
H様からお電話にて15年くらい前にイペ材作ったウッドデッキがガタつくので見てほしいと連絡があり、ウッドデッキの補修をさせて頂ました。
御見積をするため、初回訪問時にウッドデッキを拝見してビックリ!
床板材は、イペ材(ハードウッド)ですが、肝心の根太、束等が米松(多分ですが、腐食が酷く特定出来ませんでした。)
米松は、住宅の梁などに使われる木材なので、弊社HP「木で作るウッドデッキは腐るからやめた方が良い!」で書かせていただいているように適正な場所に使えば何十年も持つ木材です。
けして、米松等が悪い木材と言っている訳ではありません。
少し厳しい言い方ですが、このような見えないところを手抜き工事で安くすることは、同じ業者として恥ずかしい限りです。
以前も別のお客様からウッドデッキの補修を頼まれたことがありましたが、やはり今回と同じで、肝心な根太、束等が米松で出来ている現場がありました。
今回は、現状の形から少し形を変えて補修をおこなっていきます。
補修前が下の写真です。写真では、分かりませんが、デッキ全面の階段が崩れ落ちた状態です。
写真では、色が変色しているだけで問題ないように見えますが、床材を留めていた大引は腐ってビスが効いていない状態で、バールで床材を持ち上げると簡単にとれました。それは、木が腐っていると言うことです。
床板は、経年変化の退色はありますが、何の問題も無くまだまだ使える状態です。
やっぱりイペ材(ハードウッド)は、いいですね!
斜めに作られていたデッキ部分を解体、撤去し部分的に床板を取り外し、補強用の根太を入れていきます。
根太は、セランガンバツー材(ハードウッド)補強材のみでもデッキ自体が持つようにしっかり束も入れていきます。
根太、束をしっかり入れた後に床板を戻し、新しくステップを2段新設です。
今回は、お客様がワンちゃん(かわいい柴犬)がデッキ下に入られるのを防ぐために
幕板を地面近くまで入れました。
今回は、形有る物を上手に再利用しながら、幕板を取り付けていきます。
束石部分をカットしながら、一手間掛けて幕板を取り付けたのでこれで、多分ワンちゃんは入れないと思います。
今回は、形有る物を上手に再利用しながら、上手に補修&補強が出来ました。
ハードウッドで補強をしっかり入れて、これからも長く使えるウッドデッキが完成しました。
最後にイペ材の床面を軽くサンドペーパーで磨いてみました。
さすがに、新品の木材とは色味が違いますが、1年位で同じシルバーグレーになります。
施工前の写真と見比べると見違えるようだと思いませんか。
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